このページでは、イチゴ(苺)栽培に必要な栽培用品や用意しておくと役に立つ物についてご紹介しています。
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プランターや植木鉢、ストロベリーポットを使った家庭菜園で、イチゴ(苺)を育てるために必要なもの、あると便利なものをご紹介してみましょう。
イチゴ(苺)は、基本的に浅く根を張る植物であることや、ほかのページでもご紹介していますが、生長点のあるクラウンを土に埋め込んでしまわないように浅植えにする関係上、プランターや植木鉢を選ぶ際には、深く根を張る草花や野菜を育てるときに使うような、底の深いものは必要ありません。
鉢の大きさは、6号か7号鉢くらいがいいでしょう。深さは20cm前後、土は鉢ひとつに対して2.5L(リットル)を目安としていただければいいかと思います。
プランター(コンテナ)の場合は、全長60cm、幅(奥行き)25cm、深さ20cmくらいのものがいいでしょう。(この大きさのプランターに、イチゴ(苺)苗3株を目安に植え付けます。)
また、イチゴ(苺)栽培専用のストロベリーポットやハーベリーポットを使うと、管理もしやすく見た目にもかわいいイチゴ(苺)作りを楽しむことができます。
ストロベリーポットは、主にテラコッタを素材としたものが多く、形や育てられるイチゴ(苺)苗の数も様々で、イチゴ(苺)用の肥料や培養土がセットになっているものもありますので、いちど使ってみてはいかがでしょう。
では、初めてイチゴ(苺)を育てる方や、初心者の方にとってわかりにくい植木鉢の号数とサイズについて、簡単にご紹介しておきましょう。
一般に、植木鉢の大きさは、3号鉢、5号鉢といった号数で表示されています。植木鉢の号数は、植木鉢の上面の直径(外寸)を、昔の尺貫法(しゃっかんほう)の「寸(すん)」を使って表されています。
たとえば1号鉢であれば、植木鉢の上面の直径(外寸)が1寸ということです。これを現在のメートル法に換算すると、1寸はおよそ3cmですので、1号鉢は上面の直径が3cmの植木鉢、ということになります。
ですから、号数から植木鉢の大きさをイメージするときは、「号数×3cmの直径(上面の外寸)を持つ植木鉢」を思い浮かべれば良いわけですね。
一般に、号数表示がされているのは丸い植木鉢の場合だけで、角形の植木鉢、たとえばプランターなどでは、上面の縦と横の外寸が表記されています。
植木鉢のサイズを表すまぎらわしい表記に、”○○号用”というのがあります。”○○号用”と書かれた植木鉢は、内寸を表しています。たとえば、”6号用”と書かれていれば、植木鉢の上面の内側から反対方向の内側までのサイズ(内寸)が、6×3cmで18cmということになります。
外形寸法を表す”○○号”と内径寸法を表す”○○号用”というまぎらわしい表記が使われているのは、陶器の植木鉢を鉢カバーとして使う場合があるためです。おしゃれな陶器やテラコッタの植木鉢の内側に、イチゴ(苺)植えたプラスチックの鉢を入れて使いたい、という場合がそうですね。
この場合、プラスチック鉢がすっぽりと収まらなければ使えませんので、内寸の大きさを表す“○○号用”という表示が使われているのです。ふつうに、植木鉢に直接土を入れてイチゴ(苺)を育てる場合は、どちらの表記でも同じようなものですが、鉢カバーとして使いたいときには、この”○○号用”という表示で選ぶようにしてくださいね。
ただし、海外から直輸入された植木鉢などの場合、インチ(2.5cm)を基準にしてサイズが決められているものもあります。その場合は同じように号数で表示されていても、表記と実際のサイズが一致していないということもありますので、ちょっと注意が必要です。
植木鉢は、育てる植物によって適した植木鉢の深さが違います。植木鉢の深さには、大きく分けて、普通鉢、平鉢、深鉢の3つのタイプがあります。
普通鉢 … 鉢の上面の直径(外寸)と同じ長さの深さを持つ植木鉢を”普通鉢”と呼びます。草花などを鉢植えで楽しむ場合によく使われる汎用性の高い深さの植木鉢です。
平鉢(半鉢) … 鉢の上面の直径(外寸)半分の長さの深さのを持つ植木鉢です。こちらも一般的な草花を鉢植えで楽しむ場合によく使われる植木鉢で、イチゴ(苺)を栽培する場合は、このタイプの植木鉢が使いやすいでしょう。
深鉢 … 深鉢は、植木鉢の上面の直径(外寸)よりも長い深さを持つ植木鉢です。深鉢は、草花だけでなく、根を深く張る野菜の栽培などに多く使われます。
6号鉢から7号鉢を使ってイチゴ(苺)を栽培する場合、数株をまとめて植えつけることができません。6号鉢から7号鉢一鉢にひと株が基本となります。ですから、たくさん育てたいときには、その数だけ植木鉢が必要になります。
プランターの場合は、大きさに合わせて一鉢に2株、もしく3株といった植え方ができますので、たくさん育てたいときにはプランターか、ストロベリーポットを選んでおくほうがいいでしょう。
子株用のポットは、収穫後に親株から伸びたランナー(匍匐枝)にできた子株を、新しい苗として育てる場合に、用意しておくと便利です。サイズとしては、9?12cmくらいのものがいいでしょう。(子株を取らずに、市販の苗から育てる場合は必要ありません)
イチゴ(苺)栽培用の培養土は、ホームセンターや園芸店、インターネットでも手に入れることができます。
基本的には、イチゴ(苺)用と書かれていれば、どのブランドのものを選んでも大丈夫です。この時、鉢底に敷く赤玉土などの底土も用意しておきましょう。
甘くておいしいイチゴ(苺)の実を収穫するためには、肥料選びが特に重要なポイントです。
よりこだわって育てるなら、イチゴ(苺)栽培に適した肥料を、個々に選んで与えることもできますが、初めての方にはかなり難しい面もありますので、まずはイチゴ(苺)専用に配合された肥料を試してみましょう。
霧吹き(スプレー)は、ハダニの予防のために葉水を与えるために使います。また、病害虫対策用の薬剤を散布する時にも使います。
霧吹き(スプレー)には、手動式タイプや空気圧を利用した自動式などがありますが、あまり安価な自動式の霧吹き(スプレー)は、やや壊れやすい傾向がありますので、ある程度の価格の長く使える、しっかりとしたものを選んでおきましょう。
園芸用ハサミは、収穫の時や、親株から伸びたランナーの切り離し、枯れた葉の切除などに使います。
特にこだわらなければ、文房具のハサミでもかまいませんが、スチール製のものは使ったあとちゃんと乾かしておかないとサビだらけになりますのでご注意くださいね。
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